いまからちょうど約1年前
寄付プロジェクトの構想を考え出してすぐに、1人でネパールに行くことにした
とにかく現地に行ってみないことには分からない
実は、生まれて初めてのアジア(日本以外では)
英語でさえうまく話せない私が行って一体何ができるのか、
不安な気持ちを好奇心と気合いで掻き消しながら、日本を飛び立つ
到着してようやく預けていた荷物を確保して外に出ると、いきなりすごい人だかり
荷物を小さなタクシーに無理やり詰め込み、カトマンズの外れにある今回お世話になる宿に向かう
初めて見るカトマンズの風景は、お世辞にも美しいとは言えなかった
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ひしめき合う車の群れの中を、スレスレですり抜けていくバイクや自転車
ぐちゃぐちゃにまとめられた電線
砂埃で白く汚れた露店
あちこちで鳴り響くクラクションと街の喧騒
埃っぽくて独特な空気の匂い
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正直なところ、すでに早く帰国したかった
今回の視察の目的は2つ
① OQTAシステムを現地に設置できるかのテスト
② ピーナッツバターを作る工場建設(※)のリサーチ
※現地で名産品を作るプロジェクト。こちらはまた後日レポートします!
先にポカラというネパールの観光地を視察し、観光産業としての可能性をリサーチ(これはピーナッツバターのプロジェクトのため)
ポカラに行くにはカトマンズからバスで片道約10時間
ポカラ自体はリゾート地でゆっくりと過ごせるものの、
往復20時間の移動で早々に疲れてしまった
10月末のカトマンズの夜はけっこう冷える
十五夜のお月様の話題で日本が賑わう中、
停電であたり一面が真っ暗なカトマンズで見る満月は恐ろしく綺麗だった
翌日はついにコタンに向かいます。
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>>第5回「タナカ」